泌尿器外来について
泌尿器科は水分の調節と同時に老廃物を排泄するはたらきをもつ腎臓に始まり、尿管、膀胱、尿道へと連なる尿路と、男性生殖器を中心に治療する診療科です。対象の臓器の形態が男性と女性とで異なるため、男性だけの病気、女性に多い疾患がそれぞれあるのが特徴的です。
当クリニックでは、主に以下の泌尿器疾患を診療しております。
膀胱炎
女性に多い疾患です。男性ではまれです。年齢を問わずかかりますが、若い方に多く見られます。女性の外陰部にいる細菌が尿道から入って膀胱粘膜に付着、繁殖して起こります。
通常は菌が入っても膀胱の感染防御機構がはたらいて膀胱炎にはなりませんが、次のような要因が重なると膀胱炎になったりします。
――ストレス、疲れ、体調不良(風邪を引いた後など)、冷え症、尿を我慢しすぎた、1日の尿量が少ない、不潔な性行為など症状としては排尿痛、排尿時違和感、頻尿、残尿感、下腹部痛(違和感、鈍痛、張った感じなど)、血尿、混濁尿(尿が白く濁っている)、尿臭が強い、などがあります。
検査は、尿検査と尿の細菌培養検査で診断します。トイレで紙コップに尿を採って来ていただきます。顕微鏡で見て白血球(炎症細胞)が増えていれば膀胱炎と診断します。結果はすぐに出ます。
尿細菌培養検査
細菌の種類と抗生物質の効き具合を確認します。結果が出るのには3~4日かかります。
細菌の種類としては、大腸の中にいる大腸菌、腸球菌や、皮膚・粘膜にいるブドウ球菌、連鎖球菌などがよく見られます。クラミジア(性感染)のこともあり、クラミジア膀胱炎が疑わしいときは、尿中クラミジアのDNA検査をします。
まれに細菌が証明されないこともあります。
治療は、抗生物質を3~5日間、内服します。通常1~2日間で症状はよくなり、3~5日間の治療で治癒します。
尿道炎
尿道に炎症が起こって赤くなったり、痛んだり、時に膿(うみ)が出たりする感染症です。次のような症状がある方は、尿道炎の可能性が高いと考えられます。
外尿道口から膿が出る
排尿痛、またはかゆみのような感覚がある
尿道炎には、淋菌、クラミジア、それ以外の菌によるものがあります。また、これらが重複感染していることも多いのが特徴です。どの菌に感染しているかにより薬は異なってきますが、それぞれの起炎菌に対し適切な薬で治療すれば、多くの場合、短期間で症状は改善します。
しかし、それだけでは完治していないケースも多いので、検査で異常が無いことを確認するまで通院すること、またピンポン感染(互いに病気をうつしたり、うつされたりを繰り返すこと)を防ぐためにはパートナーの検査・治療を同時に行うことが重要です。
性感染症検査
性感染症とは、性行為を介して人から人に感染を起こす様々な病気の総称です。
以前は性風俗店などでの不衛生な性行為による感染が多かったのですが、最近は、傾向として不特定のセックスパートナーやセックスの多様化などにより、ごく一般に広まっています。
逆に、風邪のように喉が痛い(咽頭炎)などの症状で性感染症が発見されるケースも見られるようになり、病状は多様化しています。
以下に、代表的な性感染症を列記します。思い当たる節のある方や、パートナーが性感染症にかかっている方は早めに専門医の検査と適切な治療を受けることが、早期治癒への大事な一歩です。
- 淋病
- クラミジア感染症(非淋菌性尿道炎)
- 梅毒
- 性器ヘルペス
- 尖圭コンジローマ
- カンジタによる包皮炎
- 毛ジラミ症
- エイズ
医院概要
いしい内科・外科クリニック
- 所在地
- 〒160-0023
東京都新宿区西新宿7-1-10 守矢ビル5F - ご連絡
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Tel03-5937-3361
Fax03-5937-3362 - 最寄駅
- 都営大江戸線「新宿西口駅」D5出口徒歩1分
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